ソーティクツ®のはたらき
監修:東京慈恵会医科大学 名誉教授/あたご皮フ科 院長 中川 秀己 先生
乾癬の患者さんでは、遺伝的な要因や環境の要因によって免疫が異常に活性化しています。
免疫の異常には複数のタンパク質がかかわっていることが知られています。
その結果、皮膚の細胞増殖が早まり、皮膚の角化や炎症、表面が剥がれ落ちる、といった症状や、関節破壊や異常な骨新生が起きるようになります。
山本俊幸 編:乾癬・掌蹠膿疱症 病態の理解と治療最前線, p2,54, 中山書店, 2020 より作図
Dafna Gladman, Vinod Chandran著:the FACTS 乾癬性関節炎, p24-31, 新興医学出版社. 2010
ソーティクツ®錠6mg電子添文2026年5月(第4版)
乾癬が起こる仕組み
| ① | 皮膚や付着部に外的な刺激や外傷などが加わります。 |
| ② | 免疫細胞内にあるTYK2やJAKというタンパク質が免疫細胞に指令を出し、過剰な免疫反応により、炎症を起こすサイトカインを産生します。 |
| ③ | サイトカインの産生により、炎症が引き起こされ、皮膚や関節において、乾癬の症状があらわれます。 |
ソーティクツ®のはたらき
| ④ | ソーティクツ®は、免疫細胞に指令を出すTYK2に作用します。 |
| ⑤ | サイトカインが減少し、炎症や免疫反応が抑えられます。 |
| ⑥ | 皮膚や関節での乾癬の症状を改善すると考えられています。 |
多田弥生:日本臨牀. 79(4):494-499, 2021
小宮根真弓 他編著:困ったときに役立つ STEP UP 乾癬診療, p30-33, メディカルレビュー社, 2019
Gonciarz M, et al.:Immunotherapy. 13:1135-1150, 2021
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Ostergaard M, et al.:J Rheumatol. 36(8):1816-1824, 2009
ソーティクツ®による効果
ソーティクツ®による症状の改善(効果が表れる時期や程度)には、個人差があります。
ソーティクツ®による症状の改善(イメージ図)
ソーティクツ®は、通常、使い始めてから24週間以内に効果が得られますが、24週間使用しても効果が得られない場合には、ソーティクツ®を使用した治療方法を継続するかについて検討されます。
特に注意すべき副作用として、感染症、口腔潰瘍、ざ瘡様皮疹などがあらわれることがあります。
副作用の状態を観察して、医師が総合的に継続の判断をします。
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治療の目標について
乾癬の治療では、皮膚症状や関節症状を和らげたりすることで、毎日の生活を過ごしやすくすることを目標として進めていきます。
どのような状態になりたいのか(=治療の目標)について、医師に自分の思いを伝えてみましょう。
同じ目標に向かって治療を進められているか、医師と話し合って常に確認していくことが大切です。
小宮根真弓 他編著:困ったときに役立つ STEP UP 乾癬診療, p30, メディカルレビュー社, 2019
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